松山百点 錦秋号vol.358

松山百点 錦秋号vol.358(2024年9月1日発行)

御幸寺山の麓、護国神社の境内に佇む「愛媛万葉苑」は、『万葉集』に詠まれている160種以上の植物のうち約130種を植栽しています。これは全国の万葉園でも随一の種数であり、昭和43年(1968)の開園に尽力した植物学者、保存活動に取り組む人たちなど多くの人の汗と苦労によるもの。開園から半世紀以上、大切に受け継がれてきた「愛媛万葉苑」を紹介します。「松山今昔物語」では、松山市の南に位置する「伊予郡松前町」の前編をお届け。古墳時代の遺跡が出土し、太古の昔から拓けていた地域。中世には荘園が広がり、南北朝時代の文書には「松前城」の名が登場しています。海を臨む松前城は戦国時代になると、河野氏の道後湯築城の出城としての役割を担っていました。愛媛県一、面積の小さな自治体ながら、歴史の大きなうねりの中にあった松前町の歴史を紐解きます。

●私のつれづれ愛媛論
『ふるさと松山へのラブレター「がんばっていきまっしょい」』
小説家、日本ペンクラブ会員 敷村 良子さん
●百点スペシャル 万葉に思いを馳せる植物園「愛媛万葉苑」探訪
●土井中照の重箱の隅々 関ヶ原の闘いの裏で
●写真でたどる郷愁のまつやま 愛媛の伝統料理「いもたき」
●ヒーローを訪ねる小さな旅 伊予人
道後温泉と飛鳥時代の推進者との熱い関係 聖徳太子
●山森めぐみの愛媛なつかしの味めぐり
フランス屋のサンドイッチ
●地名にまつわる松山今昔物語
●アトリエ拝見
半身麻痺を乗り越え生まれる独創性
アトリエ雲ん~も 古代文字作家 青木 碧雲さん(松山市)
●屋号・ロゴマーク物語
大和証券
●わが町の銘品
名所煎餅【名所堂】
●この道ひとすじ
顧客に対して誠実に向き合い、築き上げてきた堅固な信頼
大西会計・辻・本郷 税理士法人 大西 聰一さん
など